

推し活を始めたばかりの頃は、何が正解かわからず不安になりやすいものです。ライブやイベントでの振る舞い、SNSでの投稿、ファン同士の距離感など、悪気がなくても思わぬ誤解やトラブルにつながるケースがあります。
そこで本記事では、初心者が最初に押さえておきたい推し活マナーを、現場・SNS・ファン同士・グッズ取引まで網羅して整理しました。まず結論として「迷ったときに守るべき優先順位」を提示し、そのうえで具体的なNG行動と、安心して推し活を続けるためのコツをわかりやすく解説します。
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この記事の目次
結論|迷ったらこれだけ守れば大事故は避けられる
- 公式のルール → 会場のルール → 運営からの案内 → 界隈の慣習 → 一般常識
推し活で迷ったときは、すべてを完璧に理解しようとしなくても大丈夫です。「どのルールを優先するか」さえ押さえておけば、大きなトラブルはほぼ防げます。
基本となる考え方は、
公式のルール → 会場のルール → 運営からの案内 → 界隈の慣習 → 一般常識
の順で判断することです。
たとえば、界隈では当たり前に見える行動でも、公式や会場が禁止していればやらないのが正解です。
逆に、明確なルールが見当たらない場合は、「周りの人の楽しみを邪魔しないか」「推しに迷惑がかからないか」を基準に考えると失敗しにくくなります。
迷ったときは無理に行動せず、やらない選択をすることも立派なマナーです。この優先順位を覚えておくだけで、初心者でも安心して推し活を続けられます。
【初心者向け】推し活マナー基本

推し活を始めたばかりの人が一番不安になりやすいのは、「これってやっていいの?」「迷惑にならない?」という部分です。
推し活のマナーは、難しい作法を覚えることではなく、推し本人・周りのファン・会場や運営に配慮して気持ちよく楽しむための基本ルールです。
ここでは、ライブやイベント、SNSやファン同士の交流など、どのジャンルの推し活でも共通して役立つ“初心者が最初に押さえるべきマナー”をわかりやすくまとめます。
公式ルールはすべてに優先される
推し活マナーで最優先すべきなのは、運営や公式が出しているルールです。
たとえば、ライブ・イベントでは「撮影禁止」「録音禁止」「うちわのサイズ指定」「応援方法の制限(声出し可/不可)」などが明記されていることがあります。
SNSでも、公式画像の転載は禁止転載や、配信内容の転載は禁止公開を禁止しているケースがあります。
初心者のうちは「周りがやっているから大丈夫」と判断しがちですが、公式ルールに反しているならNGです。
参加前に、公式サイト・チケットページ・会場案内・ファンクラブの注意事項を一度確認するだけで、トラブルの大半は防げます。
界隈ごとに守られている“暗黙のルール”がある
推し活には、公式に書かれていない“界隈ルール”が存在することがあります。
たとえば、SNSでは「検索に引っかかる場所で強い愚痴を書かない」「ネタバレはワンクッション入れる」「公式タグに個人的な感情を書きすぎない」など、空気感として守られている場合があります。
現場でも「列の作り方」「交換・譲渡のやり方」「出待ちに関する扱い」など、ジャンルやグループによって雰囲気が違います。
初心者が一番安全なのは、最初から発信や主張を強めず、まずは周りの投稿や現場の動きを見て“ルールの型”を把握することです。
わからない場合は、信頼できる人に聞くか、公式ルールに戻って判断すると失敗しにくくなります。
周りの人の楽しみ方を壊さない意識を持つ
推し活は自分だけのものではなく、同じ空間にいるファン全員で楽しむものです。
たとえばライブ中は、うちわやペンライトを高く上げすぎると後ろの人の視界を遮ります。MC中の私語やスマホ画面の光も、周囲の集中を妨げやすい行動です。
会場の通路を塞いで写真を撮ったり、物販付近で立ち止まって話し込んだりするのもトラブルになりやすいポイントです。
迷ったときは「自分がされたら嫌か」「隣の人の体験を邪魔していないか」を基準にすると、推し活マナーとして大きく外しません。周囲への配慮は、結果的に推しの評価や現場の雰囲気を守ることにもつながります。
丁寧な言葉遣いを心がける
推し活では、ファン同士の交流や、運営・スタッフ・店舗など、さまざまな相手と関わる場面があります。
SNSのリプライやDM、グッズ交換・同行者募集のやりとりなど、顔が見えないやり取りほど言葉が強く伝わりやすいので注意が必要です。
たとえば、取引での連絡は「お願いします」「ありがとうございます」「遅れてすみません」といった基本の言葉を入れるだけで印象が大きく変わります。
推しや他のファンに対しても、軽いノリで言った言葉が失礼に見えることがあります。初心者ほど、まずは丁寧な言葉遣いを基準にすると安心です。
TPOに適した服装を心がける
推し活の服装は、好きなスタイルで楽しむことが大前提です。ただし現場では、安全面や周囲への配慮から「TPOに合った服装」を意識するとトラブルになりにくくなります。
たとえば、ライブ会場で帽子や大きな飾りがあると後ろの人の視界を遮りやすく、厚底靴は混雑時に危険になることがあります。また過度な露出なども場の雰囲気を見出す場合がるので注意しましょう。
香水のつけすぎも、体質によっては周囲の負担になるので注意したいポイントです。
写真映えだけを優先せず、「動きやすい」「周りの邪魔にならない」「会場のルールに違反しない」を軸にすると、推し活を気持ちよく楽しめます。
SNSでの推し活マナー

推し活で一番トラブルが起きやすいのがSNSです。
ライブや番組の感想を投稿したつもりでも、無断転載やネタバレ、言葉の選び方ひとつで炎上につながることがあります。
SNSの推し活マナーは、「推しの権利とプライバシーを守る」「公式や他のファンに迷惑をかけない」「誤解されやすい表現を避ける」の3つが基本です。
ここでは、初心者がやりがちなNG行動を避けながら、安心して推し活を発信するためのポイントを具体的に解説します。
無断転載しない
SNSで特に注意したいのが、画像・動画の無断転載です。
公式サイトの写真、SNSの投稿、雑誌や番組の画面、配信のスクリーンショットなどをそのまま載せる行為は、著作権や利用規約に触れる可能性があります。
推し活アカウントでは「推しを広めたい」という気持ちでやってしまいがちですが、結果的に推し本人や運営に迷惑をかけることになります。TikTok等での切り取り映像なども同様です。
基本は、公式の投稿をそのままシェアできる機能(リポスト、リツイート、共有)を使うのが安全です。自分の投稿で画像を使いたい場合は、公式が配布している素材や、利用が許可された範囲のものに限ると安心です。
ネタバレをしない
推し活の感想は盛り上がりますが、ネタバレ投稿は炎上やトラブルの原因になりやすいポイントです。
特にライブのセトリ、MC内容、演出、舞台の展開、配信の重要シーンなどは、これから見る人の楽しみを奪ってしまうことがあります。
ネタバレを避けたいときは、まず「ネタバレあり」と明記し、ワンクッション置くのが基本です。
また、投稿のタイミングも重要で、イベント当日や配信直後の詳細な内容投稿は控えるほうが無難です。感想を書きたい場合は「最高だった」「演出がすごかった」など、内容が具体的に伝わりすぎない表現にすると、初心者でも失敗しにくくなります。
タグ・リプ・引用の使い方に注意する
推し活でよくある失敗が、公式タグやリプライの使い方です。たとえば、公式タグに愚痴や批判を書いてしまうと、推し本人や運営の目に入る可能性があります。
また、タグをつけることで検索に引っかかり、意図しない人に拡散されてトラブルになることもあります。
リプライは、相手が返事をする前提で送り続けないことが大切です。強い言い方や連投は負担になりやすく、結果的にブロックや炎上につながることもあります。
引用投稿(リポスト)は、相手の投稿を“晒す”形になりやすいので注意が必要です。批判や指摘を引用で広めるのではなく、どうしても言いたい場合は、拡散されにくい形で落ち着いて伝えるほうが安全です。
推しのプライバシー侵害をしない
推し活で特に気を付けたいのが、推しのプライバシーに関わる投稿です。
たとえば、目撃情報の拡散、移動ルートや宿泊先の推測、現場以外での写真撮影、家族や交友関係の詮索などは、推し本人に危険やストレスを与える可能性があります。
「見かけた」「今ここにいるらしい」といった投稿は、悪意がなくても人を集めてしまい、結果的に迷惑行為につながることがあります。推し活マナーとしては、推しの行動を追いかけるのではなく、公式発表された情報だけを楽しむ姿勢が安心です。
ファン仲間の個人情報を載せない
推し活アカウントでは、ファン同士で仲良くなることも多いですが、第三者の情報を勝手に載せるのは危険です。
たとえば、オフ会や現地で撮った写真に顔や持ち物が写っている、DMのスクショを載せる、交換相手のアカウント名を晒すなどはトラブルになりやすい行動です。
特に、トラブルがあった相手を晒す行為は炎上しやすく、状況が悪化する原因になります。投稿する前に「この内容は相手が公開していいと言っているか」「個人が特定されないか」を確認すると安心です。
迷った場合は、載せない選択をするのが一番安全です。
現場(ライブ/イベント)での推し活マナー

推し活で「マナー違反」と言われやすいのは、実はライブやイベントなどの現場です。
会場では、推しを近くで見られる興奮もあり、つい普段よりテンションが上がってしまいます。ただし現場は、推し本人だけでなく、周りのファン・スタッフ・会場全体が安全に楽しむための場所です。
初心者が押さえるべきポイントは、入場前から終演後まで「周囲の視界・動線・安全」を邪魔しないこと。ここでは、現場でよくあるトラブル例を踏まえながら、初めて参戦する人でも失敗しにくい推し活マナーを具体的に解説します。
入場前・開演前のマナー
入場前〜開演前は、列の作り方や導線が混雑しやすく、トラブルが起きやすい時間帯です。基本は「スタッフの指示に従う」「列のルールを守る」「通路を塞がない」の3つです。
たとえば、入場列での割り込みや友達を後から呼び込む行為は、周囲の不満につながりやすいので避けましょう。物販やガチャの待機列でも、列を無視して横から話しかけたり、購入後にその場で長時間立ち止まるのは迷惑になりがちです。
会場周辺で写真を撮る場合も、入口や階段前など人が流れる場所を避け、撮影は短時間で済ませるのが安全です。
初参戦で不安な場合は、早めに到着してトイレやロッカーを先に済ませておくと、焦って動き回る必要が減り、結果的にマナー違反もしにくくなります。
公演中に気を付けたい行動
公演中のマナー違反は、周囲の人の満足度を大きく下げます。特に注意したいのは、撮影・録音、私語、スマホの光、視界を遮る動きです。
撮影や録音が禁止されている公演では、カメラを構えるだけでもトラブルになることがあります。禁止されている場合はもちろん、OKの公演でも「周囲の視界を遮らない角度」「長時間撮り続けない」などの配慮が必要です。
また、MC中の私語や、開演中にスマホを操作して画面が光る行為は目立ちやすく、近くの人の集中を切ってしまいます。通知オフや機内モードにして、開演前に画面の明るさを落としておくと安心です。
もし体調が悪くなった場合は、無理をせずスタッフに声をかけて一度外に出るのが正解です。周囲に迷惑をかけないだけでなく、自分自身を守る行動にもなります。
うちわ・ペンライト・応援グッズの配慮
うちわやペンライトは推し活の醍醐味ですが、使い方で揉めやすいポイントでもあります。基本は「後ろの人の視界を遮らない」「隣の人のスペースに入らない」ことです。
うちわは胸の高さを意識し、頭より高く掲げ続けないようにしましょう。ペンライトは大きく振り回すと隣の人に当たったり、視界に入りやすくなります。特に混雑した会場や座席が狭い場合は、振り幅を小さくして安全に楽しむのがマナーです。
応援グッズのサイズや持ち込み制限がある会場もあるため、事前に「応援グッズの規定」や「持ち込み禁止物」を確認しておくと安心です。公式が推奨しているグッズを使うと、初心者でも失敗しにくくなります。
香水・服装・持ち物など見落としがちな点
現場マナーで意外と多いのが、香水や服装、持ち物が原因で周囲に負担をかけてしまうケースです。
香水は自分では気づきにくく、周囲の人が体調を崩すこともあります。つける場合はごく控えめにするか、無香料寄りにするのが安全です。
服装は写真映えだけでなく、安全も大切です。厚底靴やヒールは混雑時に転倒のリスクが上がり、足を踏まれたときも危険です。帽子や大きなアクセサリーは後ろの人の視界を遮りやすいので注意しましょう。
持ち物も同様で、大きい荷物を足元に広げると通行や避難の妨げになります。荷物は最小限にし、座席下やロッカーを活用するとスマートです。音の出る袋やガサガサする素材のバッグも、公演中に目立ちやすいので避けると安心です。
終演後の行動とSNS投稿のタイミング
終演後は人の流れが一気に動くため、現場トラブルが起きやすい時間です。
出口付近で立ち止まって話し込む、写真撮影で導線を塞ぐ、駅までの道で広がって歩くなどは、周囲の迷惑になりやすいので注意しましょう。
会場周辺のゴミは必ず持ち帰るか指定の場所へ捨て、忘れ物がないかも確認してから移動すると安心です。
SNS投稿については、終演直後は興奮して勢いのまま投稿しがちですが、ネタバレや誤解を招く表現になりやすいタイミングでもあります。
まずは「最高だった」「楽しかった」などの感想に留め、セトリや演出などの詳細を書く場合は時間を置く、ネタバレ注意を入れるなど配慮するとトラブルを避けやすくなります。
迷ったときは、投稿を急がず一度落ち着いてから書くのが、推し活マナーとして一番安全です。
ファン同士での推し活マナー

推し活は一人でも楽しめますが、SNSや現場を通じて他のファンと関わる場面が必ず生まれます。ここでのマナーを誤ると、推し本人とは関係のないところでストレスやトラブルを抱えてしまいがちです。
ファン同士の推し活マナーで大切なのは、「推しを中心に考えること」と「相手の楽しみ方を否定しないこと」。初心者がつまずきやすいポイントを中心に、無用な摩擦を避けるための考え方を具体的に解説します。
推しを尊重したスタンスをとる
ファン同士で意見が分かれたときも、判断の軸は常に「推しにとってどうか」です。
推しの活動や発言を都合よく切り取って叩いたり、他のファンを攻撃する行為は、結果的に推しの評判や活動環境を悪化させる可能性があります。
推し活マナーとして意識したいのは、「自分が正しいか」ではなく「推しがどう見られるか」。推しの名前を出して誰かを否定する前に、その行動が推しのイメージを下げないか一度考えることが大切です。
同担・他担との適切な距離感を持つ
同じ推しを応援する同担や、別の推しを応援する他担とは、距離感の取り方がとても重要です。仲良くなれる場合もあれば、考え方や熱量が合わないこともあります。
無理に仲良くなろうとしたり、価値観を合わせさせようとするとトラブルになりやすくなります。
推し活では「深入りしすぎない」「合わないと感じたら距離を取る」ことも立派なマナーです。相手の応援スタイルを尊重し、自分と違っても否定しない姿勢が安心につながります。
解釈違いを押し付けない
推しの発言や作品、パフォーマンスの受け取り方は人それぞれです。
推し活では「この解釈が正しい」「その考え方は間違っている」と断定的に言ってしまうと、ファン同士の対立を生みやすくなります。
解釈違いが生じたときは、「自分はこう感じた」という表現に留め、他人の感じ方を否定しないことが大切です。議論を楽しみたい場合でも、相手が不快に感じていないかを意識し、熱くなりすぎないことが推し活マナーとして求められます。
推し歴・課金額でマウントを取らない
「何年推しているか」「どれだけ課金しているか」は、推しへの愛の深さを測る基準ではありません。推し活の楽しみ方や関われる範囲は人それぞれで、生活環境や価値観も違います。
推し歴の長さや課金額を理由に、他のファンを下に見るような発言は、場の雰囲気を悪くしやすい行動です。初心者やライトなファンが萎縮してしまう原因にもなります。
推し活マナーとしては、「それぞれのペースを尊重する」ことを意識すると、無用な摩擦を避けられます。
新規ファンと古参ファンのすれ違いを防ぐ
推し活の界隈では、新規ファンと古参ファンの間で価値観の違いが生まれやすい傾向があります。
新規ファンは知らないことが多く、古参ファンは長年の経験から強いこだわりを持っている場合があります。新規ファンは、わからないことを素直に学ぶ姿勢を持つと安心です。
一方、古参ファンは知識や経験を“正しさ”として押し付けすぎないことが大切です。お互いに「最初は誰でも初心者だった」という意識を持つことで、ファン同士のすれ違いは大きく減ります。
グッズ・お金・取引(交換/譲渡/同行)で揉めないためのマナー

推し活では、グッズ購入や交換・譲渡、同行者募集など「お金や取引」が絡む場面が必ず出てきます。
ここは感情よりもルールが優先されるため、推し活マナーを知らないとトラブルになりやすいポイントです。特にSNS上の取引は相手の顔が見えないぶん、条件の曖昧さや連絡不足が原因で揉めることがあります。
初心者が安心して推し活を楽しむために、金銭感覚の違いへの配慮、取引前の確認、現地手渡しの段取りなど、失敗しにくい基本を具体的に整理します。
金銭感覚の違いを押し付けない
推し活の課金額やグッズの買い方は人それぞれです。
「全部買うのが普通」「それくらい出せないの?」といった発言は、相手を追い詰めたり、界隈の空気を悪くする原因になります。逆に、課金している人を「無駄遣い」と決めつけるのも同じです。
推し活マナーとして大切なのは、金銭感覚の違いを“正しさの勝負”にしないこと。グッズの買い方や遠征の頻度は生活状況で変わるため、相手のペースを尊重し、自分の基準を押し付けない意識が安全です。
グッズ交換・譲渡は事前条件を明確にする
グッズ交換や譲渡で揉める原因の多くは、条件が曖昧なまま話を進めてしまうことです。募集を出すときは、最低限次の条件をはっきり書くとトラブルを防ぎやすくなります。
- 交換か譲渡か(どちらが希望か)
- 求めているグッズ名・数量・状態(未開封/開封済みなど)
- 取引方法(郵送/現地手渡し)
- 送料や支払い方法(送料負担、振込・アプリ決済など)
- 梱包方法(スリーブ、厚紙補強、防水など)
やりとりが始まったら、DMで条件を再確認し、認識が一致してから確定するのが推し活マナーです。
初心者ほど「細かく聞くのは失礼かも」と遠慮しがちですが、曖昧なまま進めるほうが後で揉めます。確認は失礼ではなく、安心のための手順です。
同行者募集・現地手渡しは時間と場所を厳密に決める
同行者募集や現地手渡しは、当日の混雑や電波状況の影響を受けやすく、段取りが甘いと簡単にすれ違います。
トラブルを避けるためには、「時間」と「場所」を具体的に決めることが必須です。
- 待ち合わせ場所は“改札前”ではなく「○○駅△△改札の外、□□の看板前」など具体的に
- 待ち合わせ時間は「開演前」ではなく「17:10〜17:20」など幅も含めて決める
- 連絡手段(電話可/不可、SNSのどこで連絡するか)を事前に共有する
- 遅れた場合のルール(何分で解散、代替場所など)を決めておく
また、同行者募集ではチケットの受け渡し方法や支払い方法、座席の扱いなど、事前に決めておくべき事項が多いです。
曖昧なまま当日を迎えると揉めやすいので、文章で確認し合ってから確定するのが推し活マナーとして安全です。
相場を理由に相手を責めない・煽らない
グッズ取引では「相場」という言葉が出てきますが、相場を理由に相手を攻撃したり、煽るような言い方をするのは推し活マナーとして避けたい行動です。
相手にも事情があり、価格設定や条件には考え方の違いがあります。
もし条件が合わないと感じたら、無理に交渉して相手を責めるのではなく、丁寧に断って別の取引を探すほうが安全です。
「高すぎる」「ありえない」などの言葉はトラブルを呼びやすく、晒しや炎上につながることもあります。取引は感情を持ち込まず、「合う人とだけ成立させる」のが一番揉めません。
推し活でのトラブル時の対処法

推し活マナーに気を付けていても、SNSの誤解や現場でのすれ違いなど、トラブルが起きることはあります。
大切なのは、感情的に反応して状況を悪化させないことと、推しや周囲に迷惑が広がらないように早めに対処することです。
特にSNSは拡散が早く、対応を間違えると炎上につながりやすい一方、落ち着いて動けば被害を最小限にできます。ここでは、初心者でも実践しやすい「安全な対処手順」を場面別に具体的に解説します。
SNSで絡まれた・炎上しかけたとき
SNSで絡まれたときに一番やってはいけないのは、反射的に言い返すことです。
言い返すほど相手の土俵に乗り、引用やスクショで拡散されやすくなります。推し活でのSNSトラブルは、勝ち負けを決めるより「燃え広がらせない」が最優先です。
具体的には、次の順で対応すると安全です。
- まず投稿内容を見直し、誤解を招く表現がないか確認する
- すでに火が付いている場合は、反論を重ねず一旦沈黙する
- 悪意ある相手には返信せず、ミュート・ブロックで距離を取る
- 引用で晒されている場合も、引用で返さない(拡散が加速するため)
どうしても説明が必要な場合は、短く事実だけを伝え、感情的な言葉を避けます。
謝罪が必要なら「不快にさせてしまい申し訳ありません。表現を見直します」のように、言い訳より改善を示すほうが鎮火しやすくなります。炎上しかけたときほど、投稿頻度を落としてタイムラインから離れることが効果的です。
現場やSNSで注意されたときの対応
注意されたときは、内容より先に「受け止め方」が重要です。推し活では、正しさを主張するよりも、まず相手の不快感を増やさない対応がマナーとして求められます。
現場で注意された場合は、基本はこの3ステップで十分です。
- まず一言「すみません」と伝える
- 指摘された行動をすぐにやめる(うちわの高さを下げる、通路を空けるなど)
- その場を長引かせず、必要なら少し場所を移動する
SNSで注意された場合も同様で、長文の反論は逆効果です。自分に非がある可能性があるなら、投稿を修正・削除し、必要最低限の謝意を示して終わらせるのが安全です。
逆に、明らかな誹謗中傷や攻撃の場合は、話し合おうとせずブロック・通報で距離を取るほうが消耗しません。
誤って投稿してしまったときの動き方
推し活で多いミスは、ネタバレや言い回しのミス、誤情報の投稿です。ここで大切なのは、「消して終わり」にしないことです。状況に応じて、最小限の説明と再発防止をセットにすると信頼が落ちにくくなります。
安全な動き方は次の通りです。
- 投稿を見直し、何が問題かを把握する
- 拡散される前に、修正できるなら修正、難しければ削除する
- すでに反応が付いている場合は、一言謝意を添えて対応する
(例:「配慮が足りませんでした。投稿を削除しました」)
無断転載をしてしまった場合は、該当投稿を削除し、今後はリポストを使うなど具体的な改善を明示するのが安全です。誤情報の場合も「間違っていました。訂正します」と事実ベースで短くまとめるほうが炎上しにくくなります。
トラブルが大きくなる前に距離を取る判断をする
推し活のトラブルは、関わり続けるほど大きくなりやすい傾向があります。
特にSNSでは、相手を説得しようとした瞬間に長期戦になり、時間も精神力も削られます。推し活を続けるためには、「距離を取る判断」も重要なマナーです。
距離を取ったほうがいいサインは、たとえば次のようなものです。
- 何を言っても揚げ足取りで返される
- 話が事実ではなく人格攻撃になっている
- 引用や晒しを繰り返されている
- こちらが冷静でいられなくなってきた
こうなったら、返信を止めてミュート・ブロック、必要なら通報で終わらせるほうが安全です。
現場でも同様で、揉めそうな相手とは距離を取り、スタッフ対応に任せるほうがトラブルが広がりません。推し活は推しを応援する時間が本題なので、揉め事に時間を奪われない選択が結果的に一番賢い判断になります。
推し活マナーに関するよくある質問
推し活を始めたばかりの人ほど、「この言い方って失礼?」「どこまで発信していい?」といった細かい不安が出てきます。
特にSNSでは、呼び方や口調、推し垢の運用ルールが原因で誤解やトラブルにつながることもあります。
ここでは、初心者が気になりやすい推し活マナーの疑問をQ&A形式でまとめました。迷ったときの判断基準もあわせて解説するので、安心して推し活を続けるための参考にしてください。
推しを呼び捨てにしてもいい?
基本は、呼び捨てを避けたほうが安全です。
推し活では親しみを込めて呼び捨てにする人もいますが、推し本人や他のファンが見たときに「上から目線」「失礼」と受け取られる可能性があります。
特にSNSの公開アカウントや、公式タグを付けた投稿では、推し本人や関係者の目に入ることもあるため注意が必要です。
呼び方で迷ったら、「さん付け」「くん付け」「ちゃん付け」など、一般的に丁寧に聞こえる形にしておくのが無難です。どうしても呼び捨てを使いたい場合は、鍵垢で仲間内だけに留めるなど、見られる範囲を意識することが推し活マナーとして大切です。
タメ口でもいい?
相手と関係性ができている場面以外では、タメ口は控えるのが安心です。
推し本人に向けたリプライや、初対面のファンとのやりとりでいきなりタメ口を使うと、距離が近すぎる印象になり、トラブルのきっかけになることがあります。
推し活では、丁寧な言葉遣いのほうが「感じがいい」「安心して交流できる」と受け取られやすい傾向があります。特にグッズ交換や同行者募集など、取引が絡む場面は敬語が基本です。
タメ口にするか迷ったら、まずは敬語にして、相手がタメ口で返してきた場合に合わせるくらいが失敗しにくいです。
推し垢で気をつけることは?
推し垢で気を付けたいのは、「公開される前提で投稿すること」と「公式や他人の迷惑にならない運用」です。初心者がやりがちな注意点は次の通りです。
- 公式画像・動画・配信のスクショを無断で載せない
- ネタバレや匂わせ投稿をしない(するならワンクッション)
- 公式タグに愚痴や批判を書かない
- ファン同士の揉め事を晒さない(引用で広めない)
- 目撃情報や推測で推しの行動を広めない
推し垢は「推しを応援する場」なので、感情が高ぶったときほど投稿前に一度読み返す習慣があると安心です。
特に炎上の原因になりやすいのは、勢いで書いた強い言葉や断定表現です。迷ったら投稿を急がず、落ち着いてから書くのが推し活マナーとして一番安全です。
迷惑行為をされた場合はどうすればいい?
迷惑行為をされたときは、直接対決しないほうが安全です。
現場での迷惑行為(割り込み、過度なスペース取り、撮影禁止なのに撮っているなど)に気づいても、その場で注意すると口論になり、周囲を巻き込みやすくなります。基本はスタッフに相談し、対応を任せるのが推し活マナーとして現実的です。
SNSの迷惑行為(晒し、誹謗中傷、しつこい絡み)の場合も、反論すると拡散されやすくなるため、ミュート・ブロック・通報で距離を取るのが優先です。証拠が必要そうな場合は、スクリーンショットで記録しておくと安心です。
「我慢する」のではなく、「適切な窓口に任せて距離を取る」のが、推し活を長く安全に続けるための一番の対処法です。
推し活のマナーまとめ
推し活のマナーは、堅苦しいルールを押し付けるものではなく、推し本人と周りの人が気持ちよく楽しむための土台です。
初心者のうちは「これって大丈夫?」と迷う場面が多いですが、判断の軸を持っておけば大きな失敗は防げます。
まず大前提として、迷ったときは公式ルールを最優先に確認し、会場や運営の案内に従うことが基本です。そのうえで、SNSでは無断転載やネタバレ、個人情報の扱いに注意し、現場では視界・動線・安全を邪魔しない行動を意識すると安心です。
ファン同士の交流では、解釈や応援スタイルの違いを否定せず、金銭感覚や推し歴で比べないことがトラブル回避につながります。
もしトラブルが起きても、言い返したり直接対決したりせず、落ち着いて距離を取る判断が大切です。推し活は“揉めること”が目的ではなく、“推しを応援して楽しむこと”が本題です。
マナーを知ったうえで、自分のペースで無理なく続ければ、推し活はもっと自由に、もっと楽しくなります。

